集客の不安への対処とヨガビジネス3つのアドバイス。ヨガインストラクターを目指すあなたに

「私のヨガクラスに生徒さんがいらしてくれるか心配」

ヨガティーチャーを目指していて、そんな不安を感じている方もいらっしゃると思います。お気持ち、とてもよくわかります。はじめてのことに不安を感じるのは当然です。

今回の記事はそうした不安への対処法とヨガビジネスの観点から3つのアドバイスをお届けします。ぜひ参考にしてください。

その恐怖は現実のものではない

人は、はじめてのことにチャレンジするとき、不安や恐怖を感じるものです。

太古の昔、私たちの祖先は経験のないことに対して不安や恐怖を感じるタイプのほうが、感じないタイプよりも生き残るチャンスに恵まれました。未経験のことに恐れを感じないタイプは生命の危機におちいることが多く、その結果子孫を残すチャンスも少なかったと推測されます。

そうして、より恐れを感じるタイプの人口が多くなり、それが現代の私たちに受け継がれています。つまり、はじめてのことに不安や恐怖を感じることが生き残るために必要だと私たちの脳にインプットされているのです。

しかし、現代の私たちを取り巻く状況は、そのころの祖先が暮らしていたのとはまったく異なります。仕事上のチャレンジをしたとして、思ったのと違った結果になったとしても、特殊なケースを除いて生命の危機はありません。

ヨガティーチャーという職業を選んだとして、思った結果にならなかったとしても、そのことで大きな危機にはならないのです。特に私たちが住む日本は、そういった点でも素晴らしい国です。

ヨガティーチャーという未経験の職業につくことに対して、もし将来の不安や恐怖などを感じているとしたら、それは祖先から受け継いだ脳の名残り(なごり)です。本来恐怖を感じる対象ではないものでも、よく知らない、一度も経験したことのない環境に飛び込むことに、腰が引けてしまうのは、そうした名残りがあるからです。

恐怖や不安を感じるとすれば、それは脳の性質ですからしかたありません。ただ、なぜその恐怖を感じるのかという、ここでお伝えしたような理由を知っていれば、チャレンジするか否かの判断基準もまた違ってくるでしょう。

ヨガビジネスの観点からアドバイス

さて、本題に戻ります。ヨガティーチャーを目指していて、

ヨガティーチャーになったも生徒さんがいらしてくれるか心配

という不安を感じているかたもいらっしゃると思います。もちろん、資格を取得したからといってすぐに生徒さんが集まるとしたら、それはとても幸運なことです。しかしそうなる可能性が稀であることも確かです。

もし生徒さん集めに対して不安を感じているなら、そんなあなたに、アドバイスとして3つのポイントをお届けします。

ポイント1:恐怖や不安の原因を知る

ポイントのひとつめは、上に挙げた「現代において仕事上の不安や恐怖は幻想である」ということを認識することです。チャレンジして、たとえ失敗したとしても、たいしたことは起こらないのです。だから、不安に思う必要はないと知り、そして理解することです。

ポイント2:生徒さんのハッピーに寄り添う

2つめのポイントは、ヨガビジネスの観点からのアドバイスです。

まず、ヨガティーチャーとしての活動において、お客様(生徒さん)を追いかけていては、うまくいきにくいのです。

どうやったらレッスンに来ていただけるだろう

そのことばかり考えて「来てください、来てください」と繰り返していると、かえってそれがあまりいい結果に繋がらないということです。この状態では、あなたが感じるはずのヨガティーチャーとしての楽しさも、きっと半減してしまいます。

では、何をすればいいのでしょうか。それは、来てくださいとお願いするのではなく、ぜひ行きたいと思っていただける状態をつくればいいのです。

その最大のポイントは良いレッスンをし続けることです。いらしていただいた生徒さんに満足していただける良いレッスンを提供し続けること。とても単純で当たり前のことですが、まずはそこに全力を集中することです。

目の前にいる生徒さんの人生が少しでもハッピーになるように、ヨガレッスンの数十分間だけでなく、生徒さんの人生全体を見つめて、その生徒さんの生活に少しでも笑顔が増えるように、いつも良いレッスンをお届けするのです。

それを続けていれば、ぜひ行きたいという生徒さんが増えていきます。そういう生徒さんの未来はよりハッピーになっていくでしょうし、ヨガティーチャーであるあなたもハッピーを感じることでしょう。

そして、それは徐々に外へと伝搬していきます。ヨガレッスンでもたらされるハッピーが、生徒さんやあなたからにじみ出ていくのです。それを感じてくれたかたが、また生徒さんとしていらしてくださり、徐々に生徒さんの数が増えていきます。

ポイント3:小さくスタートする

3つめのポイントは、はじめは小さくスタートすることです。ヨガティーチャーとして活動をスタートして、すぐにたくさんの生徒さんにいらしていただけるのは素晴らしいことです。しかし、先ほどもお伝えしましたが、それはとても恵まれた状況です。そうでないことも多々あります。

ですから、はじめは小さな規模でスタートすればいいのです。小規模ではじめれば、大人数が集まらなくても不安になりませんね。そして、いらしていただいたかたに満足していただけるレッスンを提供し続けます。

そうしているうちに、ポイント2でお伝えしたように徐々に生徒さんは増えていきます。スタート時期はそれでいいのです。

目の前の生徒さんに満足していただけるレッスンを提供し続け、実際に生徒さんにも喜んでいただき、ぜひまた参加したいといっていただけるようになった時点で、もし気が向いたら、広告を出してもいいでしょう。その状態で出すからこそ、広告も活きてきます。このようにして生徒さんは増えていくのです。

まとめ

以上をまとめますと、

  1. 不安は幻想だと知ること
  2. 良いレッスン、満足いただけるレッスンを提供し続けること
  3. はじめは小さくスタートすること

です。いかがでしょう。今回お伝えしたことを、ヨガティーチャーを目指している方にぜひ参考にしていただければ幸いです。

そして、当ヨガ ヒーラー アカデミー ハワイのRYT200プログラムの卒業生の皆様も、ぜひオリジナルテキストの「ヨガとビジネス」の項目を時々復習してくださいね。

 

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