たとえ昏睡状態の人にでも、意識が無くても、想いは伝わります。
だから、ディープマインドフルネスのプログラムは、想いを持つことから始まります。
何を手に入れたいのか決める。
そして、手に入れるまで絶対にあきらめない。
でも多くの人たちは、最初の想いが曖昧なのです。
私は、生死をさまようトニーを祈った時には、「トニーが行きたいなら行けばいい。でも、私は行ってほしくない」という、一点だけを純粋に見つめました。
「もう死ぬんじゃないか」と頭によぎると、想いが濁ります。
肺がんで、日米のドクターが余命1年と言えば、多くの人は信じるでしょう。
でも、それを信じたら本当に余命1年になってしまいます。
「あんた、ダメな人だね」と言われたら、本当にダメな人として生きることになる。
昔の私がそうだったので、よくわかります。
私はこれまで、「自分の人生を変えたい」という人の人生を大きく変えてきました。
奇跡とも言われるたくさんの変化も見てきました。
私はこれまでの経験で、目に見えないものを強く信じながらも、現実的に地に足を付けて行動してきました。
つまり、目に見える世界も、見えない世界も、両輪で動かす術を身につけたのです。
それは常に、中庸を行く生き方を目指しているからです。