ヨガ留学での学びを、より深くするにはどうしたらいいのでしょう。
ヨガアライアンスのRYT200取得を目指すリトリートのように、ヨガティーチャーになるためのトレーニングをTT(ティーチャートレーニング)といったりします。海外でTTを受けるのであれば、できるだけ深い学びを得て、多くの技術や知識を習得したいと思いますよね。
TTでどこまで深い学びが得られるか。それは受講中のモチベーションが関係します。
モチベーションと学びの深さ
同じカリキュラムを同じ先生から受けているのに学びの深さに差がでます。TTでの学びの深さは、モチベーションの高さに比例します。モチベーションが高いほど、学びの真剣度が増します。当然学びはより深くなります。たとえば、
「帰国後に、絶対すぐにヨガティーチャーとして活躍するんだ。だから、ここで習うことをすべて吸収して帰るぞ」
という意気込みで受講するのと、
「本当にヨガティーチャーになれるんだろうか、なれたらいいなぁ、でも不安だなぁ」
という気持ちで受講するのとでは、学びの深さや吸収度に差が出てくるのは当然です。同じ時間をかけ、同じ金額を支払って受講するなら、どちらを選びたいですかね。
モチベーションを高くキープするための提案
海外ヨガ留学でのモチベーションを高くキープするために、ひとつの提案があります。
それは、帰国後のレッスンを決めてから出発することです。
レッスンの予定を出発前に入れてしまうのです。会場を予約しレッスンの告知もします。あなたのデビューレッスンを受けてくれる生徒さんを集めた状態で出発します。そうすれば、モチベーションが高い状態でTTに入っていけます。自分が生徒さんの前に立って指導するシーンを鮮明にイメージでき、より実践に近い感覚で学ぶことができます。「帰国後にはレッスンが待ってる」という状態がモチベーションを高め、より真剣に学びを得ようという気持ちになるのです。
帰国後に計画通りにヨガレッスンをすれば、それがヨガティーチャーとしてのデビューです。スタートダッシュで波に乗れます。
人は集められるのか
「そうは言っても私は無名だし、人を集めることなんかできない」
本当にそうですか?
ヨガティーチャーになったあなたの帰国を待ってくれている人はいませんか。あなたのヨガ留学を応援してくれている人はいませんか。身内でも友だちでもいいんです。そういう人が数人集まればヨガレッスンは成立します。応援してくれる人たちに「私の初レッスンに来てほしい」と伝えてみましょう。参加してくれる人を集め、みなさんが参加できる日の会場をおさえるんです。そのうえでヨガ留学に出発しましょう。
TTでセッションを受けていくと徐々にヨガ指導ができるようになっていきます。そうしたら現地からSNSやブログなどを使って初レッスンの告知をさらに広く行ない、参加者を募りましょう。つまりRYT200などの資格を取得する前にヨガビジネスをスタートしてしまうのです。それも、これから始まるヨガティーチャーとしての活動にとって、たいへん貴重な経験となるはずです。
レッスン参加人数が増えれば増えるほどモチベーションは上がります。それに比例して学びもより深くなっていきます。いろんな相乗効果が見込める活動です。
採算のこと
会場費を支払うと赤字かも・・・、そんな心配もあるかもしれません。
もちろんはじめてのことですから、多少の赤字が出る可能性はあります。だとしても、こう考えてはいかがでしょう。モチベーションを高めるための投資だと。ヨガ留学は、あなたがあなた自身に与えた貴重な機会です。そこでの学びを、とびきり深いものにするための投資だと思えば、これは安いと思いませんか。
ヨガ留学への出発を控えてるあなたに、ぜひ実践してほしいことです。
まとめ
- ヨガ留学、海外でのTTの学びを深いものにするためにはモチベーションを高くキーブすることが大切。
- そのために、帰国後のレッスンを先に決めてから出発する。
- 現地からもレッスン参加者を募る。
- 採算が取れなくても投資だと考える。
- 帰国後、計画通りにレッスンを行ない、ヨガティーチャーとしての活動をスタートする。