生徒さんがヨガクラスの参加費を支払ってくださる意味を考えたことがありますか。
これからヨガティーチャーになろうというあなたへ。生徒さんがあなたにヨガレッスン料を支払ってくれるのはなぜだと思いますか。そのことを考えると、生徒さんとどのように関係を築くべきなのかが見えてきます。
生徒さんにとってヨガティーチャーとは何なのか。レッスン料の意味は何なのか。今回はそれを考えてみましょう。このことによって、きっとあなたのヨガティーチャーとしての活動のベースが見えてきます。
レッスン料の意味
あなたがヨガティーチャーになったとき、あなたのもとに生徒さんがいらしてくれます。あなたのレッスンを受けに来てくれます。そして、あなたのレッスンを受けるための対価として、参加費を支払ってくれます。
生徒さんが、参加費を支払ってくださる
これにはどんな意味があるんでしょう。生徒さんから見た参加費の意味は、
- ヨガのできる空間を一時的に使わせてもらう料金
- ヨガのポーズを教えてもらう料金
- ポーズが正しくできているかチェックしてもらう料金
- 危険のないように配慮してもらう料金
などということなのでしょう。レッスンの時点だけを考えれば、そう見えるかもしれません。でも、実は生徒さんはその先にある 「体験」 に対価を支払っています。たとえば、
- レッスン後にカラダがすっきりして気分がいいという体験
- よく眠れるという体験
- 気持ちが晴れやかになり落ち着くという体験
- 穏やかな気持ちになって人間関係が良くなるという体験
こうした 「体験」 を得るために、生徒さんはあなたのもとに来てレッスンを受け、そして参加費を支払います。決して、レッスンだけで完結はしていないのです。
ヨガティーチャーからの視点
しかし、ヨガティーチャーはレッスンのことだけしか見えなくなることが往々にしてあります。レッスン会場に生徒さんを招き入れ、レッスンを行ない、生徒さんを送り出して、それですべて完了。そういう前提で自分のレッスンを見てしまいがちです。
本来ヨガレッスンは生徒さんの長い長い人生の中に存在しているものです。目の前に生徒さんがいる、ほんの数十分のことだけを考えていてはだめなのです。
生徒さんの人生に寄り添うヨガティーチャーになるのであれば、このことを忘れないようにしましょうね。
ヨガティーチャーとはまさに、ヨガを通してお客様の 「人生をより良く変化させる」 お手伝いをする人のことです。生徒さんは自分の人生がより良くなると思うからレッスンにいらしてくださいます。それを手助けすることがヨガティーチャーの役目です。レッスンを開催し、それを事故なく無難にこなすことだけがヨガティーチャーの仕事ではないのです。
ヨガを通して、生徒さんおひとりおひとりの人生がより良く変化するために、私は何ができるだろう
それを自分なりに考え、提供することが仕事です。
これからヨガティーチャーとしてデビューするにあたり、あなたならどんなお手伝いができそうですか?それを考えてみましょう。
まとめ
ヨガレッスンは生徒さんの人生をよりよく変化させる存在。生徒さんの人生の流れの中に存在していることをしっかりと意識しましょう。
ヨガティーチャーは、自身が提供するほんの数十分のヨガレッスンのことだけでなく、生徒さんの人生に思いを馳せることが大切です。それが生徒さんに寄り添うということです。
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