スポーツジムインストラクターとして15年目。エアロビクスやダンス、ヨガ、パーソナルトレーニング指導、あらゆる事に取り組んで来ました。
ヨガの知識をもっと深めたいという思いでこの研修に参加。
身体を目いっぱい動かすことが日常となっていた私は正直言って違和感のあるスタートでした。
美しさを求めるヨガ、柔軟性やチャレンジ性、思う通りのアーサナが出来た時の満足感(自己満足)頑張ることで身体をつくっていく。
…でも、それは危険と背中合わせ。
教えながらも危険が伝わりきらないことには行き詰まりを感じていました。
全ての人に完璧に伝えることは不可能だと…ポーズの完成系にこだわるのはエゴだと、Aki先生は何度も口にしていました。
その言葉の意味が分からず、受け入れることに暫く時間がかかりながら…自分がここへ何をしにきたのか、時間とお金をかけて、たくさんの人に支えられて、一歩を踏み出して…今ここにいる自分がするべきこと。
いろんな研修の中で考えさせられるシーンが幾度もあり、その度に涙を流し心と身体が浄化されていくのを感じました。
プラーナチャクラヨガはグランディング(大地にしっかりと繋がる)と腹式呼吸、コアを意識して呼吸ともにアーサナ(ポーズ)をとることで、自分のためのケガをしない快適なヨガと出逢うことが出来る。
私が教えてきたヨガとは全く別もののように、今は思えます。違和感を持ちながらも呼吸に意識を集中してアーサナをとることで、アーサナの感じ方が変わり始めました。
頑張らなくてもいい。
力を程よく抜くことで自分が見えてくる感じ…心と身体が繋がって心地よいアーサナ。
頑張らなくていいということを受け入れることで、私の生き方をも変える感覚。
研修が始まって2週間ほどたった頃、Aki先生の朝のアーサナプラクティスで自分でも理由が解らないくらい涙が出る経験をしました。
自分の生き方は好きだし自信も持っていたけど、本当は少し力を抜きたいという自分を押さえ込んでいたのかも…研修の終わりを迎える頃にそう思えました。
ヨガを伝えていくうえで解剖学の知識はとても大切。
でも、表から見えることだけに囚われない大切さを知ったことが一番大きな学びとなりました。
快適な呼吸で自分としっかり向き合いながら心とともにアーサナに取り組む。
それは心を豊かにして心のアンチエイジングに繋がり、自然な笑顔となって見た目のアンチエイジングに繋がり、生き方の豊かさに繋がっていく。
そんな素晴らしさを沢山の人に伝えていきたいと思う。
この3週間は私に掛け替えのないオハナ(家族)達との出逢い。
沢山の勇気と感動と経験、そして心豊かにいきていく力を与えてくれました。
大きな決断だったけれど、その一歩を踏み出して本当に良かったと思います。
AkemiM