ヨガでケガをしない、ケガをさせない。そんなヨガティーチャーを目指して

「ヨガで体を痛めたことがある。そんな経験は二度としたくないし、自分の生徒さんにも経験してほしくない」

ヨガでムリをして体を痛めたという話をときどき聞きます。ヨガティーチャーを目指しているなら、自分の生徒さんには絶対にヨガで怪我をしてほしくないですよね。その気持、とても大切なことです。ぜひ生徒さんに安全、安心のヨガを届けることのできるヨガティーチャーになってください。

それが、当アカデミーの願いのひとつでもあります。

熱心だからこそ

日本の方は真面目で努力家が多いから、ヨガをするにもどうしても頑張りすぎてしまい、ヨガでケガをしてしまうケースもあるようです。真面目だからこそ、一生懸命取り組んでいるからこそ、そうしたことが起こるのだとすれば、それはとても残念なことです。

たくさんの方々に、ヨガの素晴らしさや、その恩恵をお届けしたい。そんなポジティブな願いでヨガティーチャーを目指しているのに、その過程でケガをしてしまうなんてことは、絶対に避けたいものです。

身体の柔軟性や筋力の強さ、高いバランス感覚などを要求されるようなハイレベルのポーズに、準備が整っていない状態で挑戦して痛めてしまうといったことがあるようです。「早く上手になりたい」という気持ちはわかりますが、十分な準備ができていないのに練習を進めると、思わぬ事態を招きかねません。

そして、

  • 先生と同じようなポーズが取れるようになりたい
  • 友だちの○○ちゃんができてるから私も

と、誰かと比べてしまうときも、ムリをしがちなので注意したいものです。

TTC(ティーチャートレーニングコース)を受講中であれば、「多少ムリしてでも授業についていかなきゃ・・・」と思うかもしれません。しかし、無理した結果ケガをしてしまえば、学びはさらに遅れてしまいます。授業についていくことに身体的な不安がある場合などはぜひ講師に相談しましょう。

ヨガティーチャーの役割

そして、あなたがヨガティーチャーになったとき。あなたの生徒さんがケガをしないように細心の注意を払ってあげてください。

  • 心とカラダを癒やしたい
  • より健康を目指したい
  • ポジティブな状態になりたい

そんな願いをこめてヨガをしているのに、そのヨガでケガをしてしまうのは、残念なことです。

「ヨガなんか、しなければよかった」

そんなふうに思ってしまわれたら、本当に本当に残念すぎますよね。

あなたのもとにやってくる生徒さんの中にも、きっとまじめに真摯にヨガに取り組み、ときに頑張りすぎてしまうかたがいらっしゃるかもしれません。

だから、生徒さん一人ひとりと向き合い観察し、もしムリをしていそうだったらそれを調整し、緩めてあげるのもヨガティーチャーの大切な役目のひとつです。

「ヨガでケガをしない、させない」

ぜひこれを大切にしてくださいね。

まとめ

  • 早く上手になりたいという向上心
  • 他の人に負けたくないという競争心

そうしたものが怪我を招く要因になり得ます。ケガをしてしまうと早く上手になりたいという願いも叶わなくなります。ムリはしないことを心がけましょう。

「急がば回れ」ということわざがあります。

急ぐときには危険な近道より、遠くても安全な本道を通るほうが結局早い。 安全で着実な方法を取れという戒め。(語源由来辞典より)

まさにそのとおりですね。

そして、あなたのもとへいらしてくださる生徒さんにも、ケガをさせないように細心の配慮をもってレッスンを行なってください。ヨガでケガをしない、させない。それがヨガティーチャーの大切な役割のひとつです。

 

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