「ヨガティーチャー活動においてもっとも大切なことは?」
「チラシなどは撒いたほうがいいの?」
「撒くとしたらどのタイミングで?」
ヨガティーチャーがその活動の中でもっとも大切にすべきことは何でしょう。そしてチラシは撒くべきなのでしょうか。まくとしたらどのタイミングなのでしょう。この記事を読むことで、ヨガティーチャーが最も注力すべき本分ともいえることを知ることができ、チラシに対する考え方も理解することができます。ぜひ参考にしてください。
あるレストランのエピソード
少し前のことです。当アカデミー東京事務所の近くに、あるレストランがオープンしました。チェーン店であり、安さとボリュームが特徴のレストラン。オープンチラシが入ったので行ってみました。
一番人気というメニューをオーダーしました。感想は、申し訳ないけど、あまり・・・でした。オーダーした料理が、たまたま好みに合わなかったのかと思い、もう一度行って別の料理を食べてみました。でも、結果は同じ。
それ以来、チラシが入ろうが割引クーポンをもらおうがそのレストランへ足を運ぶことはありませんでした。
もしこれで美味しければ、頻繁に通うのになぁ。
と、少し残念に思いました。程なくしてそのレストランは別の店に変わりました。
レストランがもっとも大切にすべきこと。レストランであることの本分ともいえること。それは「味の良い料理を提供すること」です 。
キレイな看板をつくるとか、目を引くキャッチコピーを掲げるとか、チラシを撒くとか、クーポンを配布するとか、割引キャンペーンをするとか、そんなことに一生懸命になるより、まず美味しい料理を提供して欲しい。一般客としては、そう思うわけです。
仮に、目を引くキャッチコピーと割引キャンペーンに引かれ、お客様がいらしたとしても、美味しい料理がなければ、リピートしてくれません。そして、近隣にはレストランはたくさんありますから、一度NGを出されてしまうと、再び来店していただくのは至難の業です。
ですから、レストランがまず頑張るべきことは、チラシを撒くことや、見栄えの良い看板をつくること、クーポンの内容を考えることではなく、また食べたいと思っていただけるような、美味しい料理を提供することです。
ヨガビジネスに置き換えると
では、このエピソードをヨガのビジネスに置き換えて考えてみると、どうなるでしょう。レストランのエピソードをヨガビジネスに置き換えると、たとえばこのようになります。
近くで開催されるヨガクラスのチラシが入ったので行ってみた。けど、あまり良くなかった。自分の体調のせいもあるのかなと思い、もう一度行ってみた。それでもやっぱり良くなかった。それ以降、何度チラシを目にしようが、そのレッスンに行くことはありませんでした。
こうなりますね。例に挙げたレストランと同じで、ヨガティーチャーがまず考えるべきことはチラシの出来栄えやキャンペーンの内容ではないのです。また来たいと思ってもらえるクオリティーのレッスンを提供することです。
リピートしたいと思ってもらえるレッスンが提供できるようになってから、チラシ配布やキャンペーンを実施する。それが順序です。それでこそ、チラシやキャンペーンが活きるのです。
ヨガティーチャーの本分は「良いレッスン、喜んでいただけるレッスンを提供すること」 です。ですから、ヨガティーチャーがまず頑張るポイントは、良いレッスンをすることです。
一度いらしてくれたお客様が、また来たいと感じてくれるような、そんなレッスンを提供し続けることです。良いレッスン、喜んでいただけるレッスンをし続けるにはどうしたらいいかを日々考え、それを実践していくことです。
それをする前にチラシを撒いたり、キャンペーンをしたりしても、それは上のレストランと同じになってしまいます。一時的には何人かにいらしていただけるかもしれません。しかし、その後が続きません。大切な時間とお金と労力を使って撒いたチラシなのに、大した効果が得られないということになってしまいます。
リピートがないから、常に新規客の獲得に奔走しなくてはなりません。それではレッスンのクオリティーアップにも支障が出てしまい、悪循環です。
チラシをつくり配布するためのお金や労力を 「また来たいと思ってもらえる良いレッスンをすること」の実現のために使った方が、将来的にプラスです。
ヨガティーチャーを目指しているあなた。ヨガティーチャーとしての活動をスタートさせる際には、ぜひこのことを覚えておいてくださいね。
まとめ
レストランは美味しい料理を提供することをもっとも大切にすべき。それと同じようにヨガティーチャーは良いレッスンを提供することをもっとも大切にすべきです。
チラシやクーポンを配るのは、リピートしたいと思えるレッスンが提供できるようになった、その後です。この順序を守るからこそ、チラシやクーポンが活きます。
順序を間違えると、一時的に生徒さんがいらしても、リピートがないため、すぐに元の状態に戻ります。結局無駄な出費をしただけで終わってしまいます。
本当に力を入れるべきポイントを間違わなければ、チラシなど撒かずとも、また、新規の生徒さん獲得に躍起にならずとも、常に満員御礼という状態も、いつか夢ではないでしょう。
参考
当アカデミーのRYT200プログラムのカリキュラムは「ヨガとビジネス」のレクチャーも充実しています。詳細はカリキュラム説明のページをご覧ください。
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